公認心理師試験対策!スターウォーズで覚えるNEO−PI−R

こんにちは。今日も公認心理師試験対策としての心理検査についての学びをまとめます。

今日は、NEO−PI−R人格検査(ネオ人格目録改訂版)についてです。公認心理師試験にも頻出です。

数年前にスターウォーズ展に行った時に、キャラクターごとの5因子が展示されていて面白かったので、スターウォーズと関連づけて覚えたいと思います。

NEO−PI−R人格検査(ネオ人格目録改訂版)について

  • 作成者:コスタとマックレー   
  • 質問紙による人格検査。特性論を背景としています。人格をいくつかの特性から構成されていると考え、分析します。
  • パーソナリティを構成する特性は5因子:神経症傾向(N)、外向性(E)、開放性(O)、調和性(C)
  • それぞれの因子には6つの下位次元があります。
  • 1985年に作成された当時は、神経症傾向、外向性、開放性の3つの尺度でしたが、1989年に調和性、誠実性が加えられました。
下位概念(6つずつ)
開放性空想、審美性、感情、行為、アイデア、価値
外向性温かさ、群居性、断行性、活動性、刺激希求性、良い感情
調和性信頼、実直さ、利他性、応諾、慎み深さ、優しさ
誠実性コンピテンス、秩序、良心性、達成追及、自己鍛錬、慎重さ
神経症傾向不安、敵意、抑うつ、自意識、衝動性、傷つきやすさ

まずはエピソード1~3に登場する方から。★は最大5です。

アナキン・スカイウォーカー

エピソード3以降でダースベイダーになる人です。「フォースにバランスをもたらす者」と期待されていましたが…

  • 開放性:★★★   時として好奇心旺盛。慣れた状況もそうでない状況も同じように楽しむ。
  • 外向性:★★★★★ 常にエネルギッシュ。他人と関わっている方が落ち着く。
  • 協調性:★     喧嘩っ早く、常に自分のニーズを優先する。
  • 誠実性:★★    よく考えずに行動する。
  • 神経症傾向:★★★★★ 心配したり落ち込むことが常にある。

ジェダイにもダークサイドにも興味を持ち、エネルギッシュに自由に(勝手に?)動き回るアナキンの姿が目に浮かびます。。。

特徴的なのは、神経症傾向がものすごく高いことかなと思いました。エピソード3では特に顕著で、妻アミダラに裏切られたと勝手に思い込み、首を絞めたシーンは衝撃的でした。

神経症傾向の下位次元は、「不安、敵意、抑うつ、自意識、衝動性、傷つきやすさ」です。アナキンは、不安も強そうですが、敵意や自意識、衝動性がとても高そうだと感じました。神経症傾向が高いと言っても、色々なパターンがあります。不安、抑うつ、傷つきやすさのみ高い場合はあまり他人に対して攻撃的な印象を受けず、自分に落ち込んでしまいがちなのかと思いますが、敵意や衝動性が高いと攻撃的な印象を受けます。また、アナキンの場合は、自分は認められていない、信頼されていないと思い込むなど、他人がそこまで考えていないことを思い込む傾向があるなと思いました。自意識の高さなのかと思います。

次に、ダークサイドに落ちてしまった彼、ダースベイダーについてです。

ダースベイダー

  • 開放性:★ 好奇心がなく、慣れない状況に置かれることが苦手。
  • 外向性:★ 1人が好き。
  • 協調性:★ 喧嘩っ早く、自分のニーズを常に優先する。
  • 誠実性:★★★★★ 計画的に物事を行う。
  • 神経症傾向:★★ 感情的に安定している。

アナキンと比べると、神経症傾向が低くなっていますね。

ダークサイドに落ちたことで、向かうべき敵が明らかになり、気持ちが落ち着いたのでしょうか。誠実性がとても高いですね。目的達成のために、組織に尽くすダースベイダーらしいなと思いました。好奇心が低くなり、1人が好きすぎる。。。孤独ですね。切ないです。。。

次に、ヨーダを見てみましょう!

ヨーダ

  • 開放性:★★★★ 好奇心に溢れ、新しい経験を楽しむ。
  • 外向性:★★★★ 人当たりがよくエネルギッシュ。
  • 協調性:★★★★★ 人当たりがよくエネルギッシュ。
  • 誠実性:★★★★★ 常に寛容であろうとし、自分より先に他人のことを考える。
  • 神経症傾向:★  緊張した状況下でも明るく落ち着いている。

神経症傾向以外全部高いですね。

大変な状況でも焦っている姿を見ませんね。信念を持ち、仲間の輪を大切に、ユーモアも忘れないヨーダらしいです。個人的にはエピソード5でダゴバに不時着したルークにわがままを言っていた時のヨーダにはキャラが変わったのかと驚きましたが、なんだがおじいちゃんみたいで可愛かったです。

エピソード8では、ルークの前に現れて、ルークが迷いながらも守り続けているジェダイにまつわる古い書物を燃やしてしまいます。ケタケタと笑いながら、そんなものを守っても埃臭いだけで何も得られないと。そして古いしがらみにとらわれないようにとルークの背中を押します。古き教えを守り、受け継ぎつつ、新しい考えも取り入れていくバランスの良さが素敵だなと印象的でした。

ヨーダのような上司がいたら、大変な状況でも落ち着いて行動できそうですね。

次はジェダイの鏡!オビワンです。

オビワン

  • 開放性:★★★ 時として好奇心旺盛。
  • 外向性:★★ ひとりで行動することを好む。
  • 協調性:★★★★★ 常に寛容であろうとし、自分より先に他人のことを考える。
  • 誠実性:★★★★★ とても計画的。
  • 神経症傾向:★ 緊張した状況下でも落ち着いている。

オビワンは、冷静沈着に淡々と任務をこなしています。

協調性が高いため、組織に貢献すること間違いなしの人です。自分の任務を大事にしつつ、一人で行動できる任務の方が好んでいそうですね。協調性の低いアナキンの師匠をするのは、とても労力がいることだったと思います。外向性が高く、協調性が低いアナキンと、外向性が低く、協調性が高いオビワン。想像しただけて大変そうです。

協調性の下位次元は、「信頼、実直さ、利他性、応諾、慎み深さ、優しさ」。チームのメンバーに協調性が高い人がいると安心して働けそうですね。オビワンは、アナキンの師匠としての役割もこなし、アナキンの妻アミダラの出産にも立ち会い、その子供であるルークの成長も見守りました。一貫して、ジェダイと関わる人々のために働いています。色々は任務ありますが、何をしても信頼できます。それが協調性の高さに現れているなと感じました。

開放性はヨーダとダースベイダーで覚える!

4人の特徴として、開放性が一番高いのはヨーダでした。

開放性は、チャレンジ力とも言い換えられるそうです。高いほど想像力や感受性が強くなり、低いほど安定志向で保守的な性質になります。

ヨーダは色々な状況を楽しんでいる印象がありますね。逆に、一番低いのがダースベイダー。計画通りに進まないのは許さない、言った通りにしろ的なことをよく言っていますが、保守的な様子がそのまま検査にも現れていますね。

個人的に、開放性が一番覚えにくいと感じていたので、ヨーダとダースベイダーで覚えようと思います。

協調性と誠実性(後から加えられた2つの項目)はジェダイの特徴!と覚える

また、ヨーダとオビワンのお二人は協調性と誠実性が高いですね。協調性と誠実性が高いのがジェダイの特徴なのでしょうか。ワンチームで秩序を守って、自己鍛錬。強くて優しい、かっこいいチームになりそうですね!

1989年に、後から加えられた項目2つは協調性と誠実性です。ジェダイの特徴!と覚えることにします。(過去問に出てましたね)

神経症傾向が高い人の利点

神経症傾向は、ダースベイダーになる前のアナキンが一番高く、ジェダイの二人は低い。神経症傾向の下位概念である、「不安、敵意、抑うつ、自意識、衝動性、傷つきやすさ」まさにアナキンはコンプリートしている印象です。神経症傾向が高い人は、周囲の空気を読むのにたけていて、繊細な気配りができるらしいです。しかし、ストレス下では動揺しやすくなります。

神経症傾向が低い人は、状況に動じず、冷静に判断ができる人です。しかし、周囲に敏感な神経症傾向が高い人と比べると、危険に気づくのが遅くなるということもあります。

それぞれ、長所と短所がありますね。

ビックファイブの覚え方として、お役に立てたら嬉しいです(^^)

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