【体験談】自律神経失調症、難聴の回復まで
こんにちは。
今日は自立神経失調症だったのではと思うことについてお話できればと思います。
私は30代女性で、当時フルタイムで仕事をしていましたが、夫の転勤の可能性が大きく、今後の自分の仕事などを考えて落ち着かない毎日を過ごしていました。自律神経失調症とは診断されておらず、難聴や適応障害と診断されていましたが、症状的に自律神経失調症なのではと思うようなものでした。
いつ誰がなってもおかしくないとは分かりつつ、本当に治るのか不安になるものですね。
経験を書き残すことで、誰かのお役に立てるかもしれないと思い、ここに残そうと思います。
自律神経失調症の発症から気づくまで
- 発症のきっかけ:ペットロス、転職、受験
- ライフイベントのストレス点数:300を超えていた。
- 症状:眩暈、吐き気、微熱、立ち眩み、難聴、肩こり、首こり、不眠、すぐ冷える
- 気づいたきっかけ:いつもより立ち眩みが多いと感じていましたが、忙しいからだと気にしないようにしていました。肩こりや首こりもひどく、首が痛すぎて曲げられなくなることもありました。疲れが取れない日が続いていましたが、対策はせず…ある日、片耳が聞こえなくなり耳鼻科を受診しました。
※ライフイベントのストレス点数とは、転職など、出来事のストレスを数値化したものです。その点数が年間で300点を超えた場合、翌年に健康障害が生じる可能性が80%と言われています。
詳しくは、こちらのサイトが分かりやすいので参照なさって下さい。lhttps://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/rinshoshinri/rinshoshinri_blog20220411.html
自律神経失調症の症状
受診先
- 耳鼻科:まず耳鼻科を受診しました。ここでは難聴と診断され、内服治療を行いました。再発を繰り返したため、脳に異常がないか確認するため脳神経外科を紹介されました。
- 脳神経外科:脳のMRIを撮りました。異常はなく、経過が長いので心療内科の受診を勧められました。
- 心療内科:発症から、5ヵ月位たっており、その間色々試したことが功を奏し、心療内科を受診するまでに症状が少し改善していました。しかし、念のため受診しました。漢方薬での治療が開始されました。受診時は緊張しましたが、数か月経過を見てくれて本当に心強かったです。
回復のプロセス
心療内科に受診し、自律神経失調症の治療が必要となってからのプロセスです。
自律神経失調症の回復は、数か月と言われていますが個人差が大きいようです。一個人のものですが、参考になればうれしいです。
回復の段階①:1ヵ月目
最初の1ヵ月位は、とにかく休むことが大事だと感じました。
エネルギーが枯れている状態なのに、なぜか休めないのがこの時期です。まず休み方が分からない・上手に休めない時期だったと思います。
回復のために、「何かしなきゃ」と思ってしまいがちなのですが、まずはエネルギーを補給することを大切にしましょう。
私の場合は、1ヵ月位して休み方が上手くなりました。
とにかく疲れている時期です。頑張り続けた自分を責めず、横になって無理せず過ごしましょう。
また、つらかった吐き気は内服でだいぶ楽になりました。「プリンペラン」と言う薬です。
難聴は、利尿剤とビタミンB剤で回復しました。
薬剤師さんに聞いたのですが、ビタミンB剤は、市販薬だと「ナボリン」が成分量が似ていておすすめだそうです。
休職をされている場合は、休職してすぐの時期だと思います。善意で職場から連絡が来ることがあるかもしれませんが、しっかり療養するために控えてもらった方が良いと思います。相談しにくい場合は、主治医から診断書などで伝えてもらうこともできます。
どうか、自分ファーストで無理なくお過ごしください。
回復の段階②:2ヵ月目
とにかく休む時期を脱したころです。
この時期に大切にしていたことは、生活リズムを崩さないことです。
朝はなるべく同じ時間に起きて、太陽の光を浴び、昼間は起きているようにしました。
エネルギーが回復してきて、活動できるようになってくる時期でしたが、まだまだ疲れやすかったです。
普段なら耐えられる満員電車や、少しの遠出でかなり疲れました。
そしてまた「早く治りたい」「もう動ける」と焦る気持ちが出てきやすい時期でした。
2歩進んでは3歩下がる、いつになったらこのつらさから抜け出せるのか…そんなふうに感じていました。焦る気持ちは分かりますが、ここで焦ってはいけないですね。しっかり休むことも必要な時期です。
基本的に生活リズムは崩さないようにして、できそうな時は散歩や外出に挑戦していました。
難聴は、耳のリンパが滞っていることが原因の一つと言われているようで、その時の私はあまり運動もせず、ストレスで筋肉も固まっていたのでしょう、リンパの流れも滞っていたのでは思います。
血流もよくなかったのだと思います。この時期に、自律神経を整えるには鍼灸が良いと聞き、通っていました。
鍼やお灸で全身の筋肉がほぐれ、とても血流が良くなったのを感じました。とくに首の筋肉ってこんなに柔らかくなるんだと感じたことを覚えています。鍼灸師さんに相談しながら、2~3週間に1回位通いました。
また、「ちょこザップ」というジムが、短時間でふらっと行けるので軽く動くにはちょうどよく、私にはとても良かったです。
回復の段階③:3ヵ月目
ちょうど今がこの時期なのですが、かなりエネルギーが戻ってきたように思います。
これまでは、仕事はまだまだできそうにない気がしていたのですが、今は「もう少しで働けるようになるかな?」と感じています。
朝起きるのがつらくなくなってきました。
元々、早起きは好きで朝活などもしていました。暗いうちに起きるのは苦ではありませんでしたが、自律神経失調症になって本当に起きられなくなってしまいました。それが、少し起きられるようになってきました。
ようやく自分を取り戻してきた感覚があります。
でも、無理はせずしっかり休むことが大切です。
焦る気持ちもありますが、頑張りすぎず過ごしましょう。
読んでいただいてありがとうございます。