TOEIC IPテストを受けてみた感想と対策(730点取得時)
TOEIC IPテストとは?
従来の公開テストは2時間で、決められた会場で受験をします。
一方、IPテストは24時間いつでもどこでも受験できるのが特徴です。また、テストの時間も1時間と短時間になっています。
CATという仕組みを使うことで、1時間でもスコアを判定できるようになったそうです。
どうして1時間でスコアが出るのか?
CAT(Computer Adaptive Test)とは、受験者の能力に合わせて出題するテスト問題を変化させていく適応型のテストシステムです。
適応型のテストでは、各受験者の能力に応じた難易度の問題を用いて能力測定が行われます。
そのため、少ない問題数(=短時間)で受験者の能力(スコア)を算出することが可能になります。
またその場で採点し、テスト終了後すぐにスコアを表示することも可能となります。
https://www.iibc-global.org/toeic/corpo/guide/toeic/online_program.html
テストの流れ
ユニット1の正解率によって、ユニット2の問題が変わるようです。
リスニングが25分間で45問。リーデングが37分間で45問です。
受験してみた感想
2021年に3回受験してみた感想です。
良かった点
- 1時間と時間が短いので集中しやすい。
- 自宅で受験できるので、会場に向かわなくて済んで楽だった。
- 受験料が安い。1回3,000円程度受験できるので気軽に受けられる。
- 結果がテスト終了後にすぐ分かる。
やりにくかった点
- リーデングの文字が潰れて読みにくいことがある。これは自宅のPCの問題かもしれません。公式問題集を見ていても、英字新聞のような印刷の問題は、元々読みにくさを感じていましたが、PCで読むとさらに読みにくさを感じました。
- リスニングの先読みができない。紙のテストだと、先読みをして聴きながら答える方法が取れます。しかし、リスニングは、本文と設問が読まれている間は次の設問が読めません。そのため、紙のテストとは解き方を変える必要がありそうです。これが大きな違いかもしれません。
- 1時間のテストなので、時間配分が難しい。IPテスト専用の模試はないため公式問題集で勉強をしましたが、1時間通してのリハーサルができないので、試験の感覚が掴みにくいと感じました。
IPテスト対策としてやったこと
リスニングについて
リスニングは、先読みができないので、聴きながらマークするか聴くことに集中して、最後にマークするかだと思います。私は聴きながら読むと聴く方が疎かになってしまうので、以下の方法で対策することにしました。主にpart3・4の対策です。
- 回答欄が単語だけなど短文の場合
読まずに、ぼんやり全体を「見る。」見ながら、本文中にその単語が出てきたり、内容的に適してると思ったら忘れないうちにすぐにマークするようにしました。あくまで、本文を聴くことをメインにすることを意識します。また、マークしたらひとまず次の設問を意識するようにしました。設問がまた短文だったらぼんやり見ます。その繰り返しです。
- 回答欄が長文の場合
これは読むのが追いつかないので、読まないことにします。ぼんやり見て、書いてある単語と本文が一致しそうだったらマークをしておきますが、長文の場合は聞くことに集中して後で解くことにしました。part2では、似ている単語を選ぶと引っ掛けで×らしいですが、part3・4に関しては、聞こえてきた単語を選ぶだけで正解する問題も多い印象です。本当は、きちんと聞いて理解した方が良いのでしょうけど・・・
リーディングについて
リーディングの勉強は、公開テストと変わらないと思います。しかし、IPテストは時間配分が公開テストと異なるので、1問あたりにかける時間を意識して解くように心がけました。abceedと言うアプリで問題集を購入すると、アプリで問題が解けるのですが、制限時間を設けて、その時間内に解けたか確認できるので使いやすかったです。
リーディングに関しての対策が思いつきません・・・。強いて言うなら、大きい画面のPCで受験した方が見やすいと思います。