公認心理師受験 Gルートの方へ Gルートを否定された気分になった時に見て欲しい動画
私は現在、産業分野で働いている保健師です。現職の前は病棟で看護師をしていました。看護系の大学出身で、社会人になってからも看護職しか経験がありません。精神科勤務の経験はあっても、きちんと心理学は学んだことはありません。
そんな自分が受験して、受かる可能性はあるのか、また受ける場合の勉強方法も悩んだ頃がありました。そんな時に、勇気をもらった動画をご紹介させていただきたいと思います。
Gルートの壁
受験を迷っていた時、Gルートの受験についての情報を集めていると、
「Gルートは無学者」
「Gルートが心理師の質を低下させる」
と言った声を見つけたり、
「やめたほうがいいと思うけど。心理系の勉強していない人が受かる試験じゃないから。」
と知人に直接言われたこともありました。
まるで受験するなと言われている気持ちになってしまい、情報収集ですら下手にできないなと感じてしまいました。
受験したい気持ちはあるものの、受験への壁も感じ、仮に合格できたとしても、Gルートの公認心理師は心ない言葉をかけられるのでは…と不安な気持ちにもなりました。
試験、どうしようかな…と落ち込んでいる時に、橋口さんの動画を見つけました。
DルートとGルート、それぞれの視点
橋口さんは、「20浪YouTuber」としてYouTubeでご活躍されている東京大学大学院在学中の方です。「ねことひるね」と言うブログも書かれていて、試験勉強中拝見させて頂きました。教え方もお上手ですが、何より言いにくことをスパッと言いつつ、優しさ100%なお人柄が魅力的な方だと思います。
橋口さん曰く、Dルートの方がGルートを叩く気持ちも分かる、Gルートに対する怒りの裏側にあるのは悲しみなんだとおっしゃっています。
怒りや悔しさは二次感情。
大学院への進学、実習、試験勉強もして、時間もお金もかけてなった臨床心理士。それを、現認者講習会に30時間参加するだけで公認心理師の受験資格を得られてしまうのは悲しいと。
Gルートを叩く背景には、悲しみがある。
Gルートの方は、ただただGルートは叩かれると思うのではなく、その悲しさを汲むことが大切と。
一方、臨床心理士である橋口さんも、逆の立場(Gルート)だったらやっぱりラッキー!と思い受験していたと思うので、Gルートの方も責められないと。
「あなたたち(臨床心理士の方)Gルートをディスってますけど、逆の立場だったら受験してたでしょ?」とおっしゃっていて、ハラハラしながらも爽快でした。
私は受験前、不安からGルートの立場でしか考えられていませんでした。そのため一方的に悪く言われることに嫌な気持ちになっていましたが、どちらの視点も知ることが大事だと学びました。
また別の動画で、
「(Gルートの方は)もともと他の分野の勉強してきた人たちでしょ?その勉強方法でやればいいんだよ。すでに何かやってきている人たちなんだから」と言って下さっていて、モヤモヤが晴れました。
資格は違えど、自分だって勉強してきた経験はある。自分なりの学び方で学ぼう!と決めました。
橋口さんの動画を見てから、Gルートについての否定的な意見もあまり気にならなくなりました。
この動画は1年くらい前に拝見し、どの動画だったか見つけられなくなってしまいましたが大変勇気をもらいました。
もし、Gルートでの受験に自信が持てない方がいらっしゃったら、橋口さんの動画を見れば受験の勇気をもらえると思います。
追記:Gルート看護職、第3回試験で合格しました!
試験当日は、肩こりと椅子の硬さに苦しみましたが、なんとか合格していました。Gルートの合格率が50%を超えていたのを見て、何だか泣きそうになりました。頑張りました!!
これから受験される方、応援しています!
こちらに勉強法などの記録を書きました。
資格は資格
心理系の資格や教育の仕組みについては、知識がないので意見をすることは控えます。
しかし、看護師免許・保健師免許を取得して看護職として働いてきて思うことは、資格は国家資格であろうが何だろうがただの資格に過ぎないと言うことです。その資格を取得するにあたって最低限必要な試験を突破したことの証明にしか過ぎません。
看護師は業務独占資格なので、免許を持っていないとできない業務もありますが、保健師に至っては名称独占資格。免許を持っていないとできない業務ではありません。保健師が業としている保健指導(栄養指導・運動指導など)も、資格がなくとも独学で学び、応用・工夫して仕事としている方もたくさんいらっしゃいます。そのような方は、資格関係なく顧客に選ばれ、活躍されています。
要は、知識を習得した後に、何ができて、誰か・何かのニーズを満たせるかが大事だと思っています。資格があると肩書きができ、それで信頼してくれる人もいるでしょうが、資格の有無に関わらず実力のない人は淘汰されていくでしょう。
資格の有無関係なく、学び続けることが大切なのではないかと思います。
また、資格取得後、それを仕事として生活していけることと、資格取得は別の問題だと思っています。
受験生の背景はそれぞれだと思いますが、自分にとって良い選択なら、それで良いのではないかと思いたいです。