公認心理師試験対策!ストレスと、ストレスの3大徴候について

ストレスとは?

ストレスは、元々は物理用語で「ゆがみ」「ひずみ」と言った意味だそうです。

医学や心理学では、有害な刺激により生体に出る反応を「ストレス」、その有害な刺激を「ストレッサー」と呼びます。

キャノンは、生体の恒常性を乱す外部からの刺激をストレスと呼びました。

そして、セリエがストレッサーの種類に関係なく、ストレスの3大徴候が生じることを発見しました。また、ストレスに対する適応の過程があることを示し、「汎適応症候群」と呼びました。

4つのストレッサー

4つのストレッサーの覚え方

汎適応症候群の3つの時期

  1. 警告反応期:ストレッサーに対して警告を出し、ストレスに耐えるための準備をする時期。
  2. 抵抗期:ストレッサーへの適応ができるようになる時期。体内のストレス反応が続いており、ストレッサーが減少するかなくならないとエネルギーが枯渇して次の疲弊期に進んでしまう。
  3. 疲弊期:長期にわたるストレスに耐えられなくなる。ストレス耐性が低下し、体も消耗する。

ストレスの三大徴候

  1. 胸腺萎縮
  2. 副腎肥大
  3. 胃潰瘍

1、胸腺萎縮について

胸腺は、心臓の上あたりにあるリンパ器官です。免疫系に関係し、T細胞が成長するための器官です。T細胞は、ヘルパーT細胞、キラーT細胞などに分化して、細菌やウイルスの侵入から体を守ってくれています。

T細胞とは?

リンパ球の一種で,骨髄幹細胞に由来し,胸腺分化する免疫担当細胞。同じ骨髄幹細胞由来のB細胞と形態的に酷似する。機能をもとに4種類に分類でき,B細胞の抗体産生細胞への分化を助けるヘルパーT細胞,抑制するサプレッサーT細胞,アレルギー反応を誘発するエフェクターT細胞,標的細胞を破壊するキラーT細胞が存在する。T細胞はB細胞と違い抗体をつくらないが,抗体産生を間接的に調節する役割を担い,また,細胞性免疫の主役となっている。

https://kotobank.jp/word/T%E7%B4%B0%E8%83%9E-157669より

胸腺はストレスで萎縮すると言われています。

胸腺は免疫に関与しているので、萎縮してしまうと、免疫機能の働きが低下してしまいます。

虐待を受けていたお子さんでも、胸腺が萎縮することが近年分かってきたそうです。虐待死した子どもの半数が胸腺が萎縮していたそうです。

https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/karada/karada023.html より

2、副腎肥大

ストレスにより、副腎が肥大します。

副腎は、腎臓の上に位置する、小さな臓器です。1つ5g位の重さで、左右についています。体内の水分調整や血圧調整と、ホルモンを分泌して生きるために必要な働きをしてくれています。

ストレスに対応するためにホルモン分泌が過剰になると、副腎が高血圧などの不調を引き起こします。

https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/karada/karada012.html 参照

副腎皮質から分泌されるもの

  • アルドステロン:体内の塩分・水分の調整、血管に働きかけて血圧を調整する。血中カリウムを減らす。
  • コルチゾール:別名ストレスホルモン。ストレスにより増加する。血圧を上げる。糖・脂肪を増やす。
  • テストステロン

副腎髄質から分泌されるもの

  • アドレナリン:血圧・脈拍を調整する。
  • ノルアドレナリン:アドレナリンと同じ

3、胃潰瘍

胃潰瘍は、胃の粘膜がただれ、胃壁が傷ついた状態を言います。

ヘリコバクター・ピロリも原因として有名ですが、ストレスにより胃を守る粘液の分泌量のバランスが崩れることでも起きます。

<参考文献>

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