公認心理師試験対策!DSM−5について

こんにちは。今日はDSM−5についてまとめます。

DSMとは?

  • DSM(Diagnostic  and Statistical  Manual of  Mental Disorders)は精神疾患の診断・統計マニュアルと訳される。
  • 米国精神医学会APAによる診断カテゴリー

ICDとは?

  • ICD(International  Classification of  Diseases)国際疾病分類
  • 世界保健機関(WHO)による診断カテゴリー
  • 保健医療分野で広く用いられている

DSM−ⅣからCDM−5で変更されたこと

多軸診断の廃止。多元的(ディメンション)診断へ。

ディメンジョン方式は、症状の重症度を“症状なし”から“重度”まで評価することで、カテゴリー方式では閾値以下であった臨床的特徴も記述でき、個々の患者へのより適切な治療を提供できるかもしれない。

https://bsd.neuroinf.jp/wiki/操作的診断基準(精神疾患の)

・スペクトラム(連続体)として、多元的(ディメンジョン)診断が用いられる。

 例えば、以前は「アスペルガー障害」や「広汎性発達障害」「ADHD」と呼ばれていた状態は、「自閉症スペクトラム障害」と一括りにされています。これらの障害は、連続した障害という見方をしています。

ちなみに、ICD−10では「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」「注意欠陥多動性障害」それぞれと分類されています。

精神疾患一覧(DSM−5より)

1、神経発達障害群

・知的能力障害群

・コミュニケーション障害群(言語障害、吃音など)

・自閉症スペクトラム障害

・注意欠加・多動性障害

・限局性学習障害

・運動障害群(発達性協調運動障害、常同運動障害、チック障害群など)

・他の神経発達障害群

2、統合失調症スペクトラム障害および他の神経病性障害群

・統合失調型パーソナリティー障害

・妄想性障害

・統合失調症

・緊張病

3、双極性障害および関連障害群

・双極1型障害

・双極2型障害

4、抑うつ障害群

・重篤気分調整症

・うつ病

・気分変調症

・月経前不快気分障害

5、不安障害群

・分離不安障害

・選択性緘黙

・限局性恐怖症

・社交不安障害

・パニック障害

・広場恐怖症

・全般性不安障害

6、強迫性障害および関連障害群

・強迫性障害

・身体醜形障害

・抜毛症

7、心的外傷及びストレス因関連障害群

・反応性愛着障害

・脱抑制型対人交流障害

・心的外傷後ストレス障害

・急性ストレス障害

・適応障害

8、解離性障害群

・解離性同一性障害

・解離性健忘

・離人感

9、身体症状症及び関連症群

・身体症状症

・病気不安症

・転換性障害

10、食行動障害及び摂食障害群

・異食症

・神経性やせ症

・神経性過食症

・過食性障害

11、排泄症群

・遺尿症

・遺糞症

12、睡眠−覚醒障害群

・不眠障害

・過眠障害

・ナルコレプシー

・呼吸関連睡眠障害

・睡眠時随伴症群

13、性機能不全群

14、性別違和

15、秩序破壊的・衝動制御・素行症群

・反抗挑戦性障害

・素行障害

・反社会性パーソナリティ障害

16、物質関連障害及び嗜好性障害群

・物質関連障害群(物質使用障害群、物質誘発性障害群)

・アルコール関連障害群

・カフェイン関連障害群

・大麻関連障害群

・幻覚薬関連障害群

・吸入剤関連障害群

・オピオイド関連障害群

・鎮静薬、睡眠薬、または抗不安薬薬関連障害群

・精神刺激薬関連障害群

・タバコ関連障害群

・他の物質関連障害群

・非物質関連障害群

・ギャンブル障害

17、神経認知障害群

・せん妄

・認知症

・軽度認知障害

・アルツハイマー病

18、パーソナリティ障害群

・A群(猜疑性、スキゾイド、統合失調型)

・B群(反社会性、境界性、演技性、自己愛性)

・C群(回避性、依存性、強迫性)

・他のパーソナリティ障害

19、パラフィリア障害群

20、他の精神疾患群

21、医薬品誘発性運動症群及び他の医薬品有害作用

22、臨床的関与の対象となることのある他の状態

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