公認心理師試験対策!パーソナリティー障害(神経症により近い C群編)

こんにちは。今日もパーソナリティ障害についてまとめていきます。今日は、より神経症群に近いパーソナリティ障害C群です。それではさっそく、それぞれの定義についてまとめます。

名称特徴
回避性「社会的抑制、不全感、否定的評価に対する過敏性を示す様式のこと」
依存性「世話をされたいという過剰な要求に関連する従属的でしがみつく行動をとる様式のこと」
強迫性「秩序、完璧主義、および統制にとらわれる様式のこと。」

回避性パーソナリティ障害

 傷つくのを恐れ、失敗するくらいならやらないほうが良いと思っているタイプです。自分に自信もありません。本当は人との関わりを求めているのに、傷つきたくないがために深い人間関係を避けています。スキゾイドパーソナリティ障害と似ていますが、回避性パーソナリティ障害の場合は、ハリネズミのジレンマのように、人と関わりたい気持ちと関わりたくない気持ちがありますが、スキゾイドパーソナリティ障害の場合は、好んで孤独を選んでいるところが異なります。

トラウマ体験をもっていたり、過保護で支配的な親に育てられているケースが多いそうです。C群は、それぞれ親との関係が似ていて、過保護・支配的な親に育てられていることが多く、回避性の場合は、親に「潰された」ケースが多いと言われるそうです。親に偉大な功績があったり、社会的地位に優れている場合に、子どもにも同様に期待をするが期待通りにいかなかった場合に、自分に自信を持てなくなり、傷つきを恐れて引きこもったりするケースが見受けられます。

依存性パーソナリティ障害

  このタイプは、名前の通り一人では生きていけない人です。自分で決めることが苦手で、他人に何でも決定をゆだねてしまっている人です。

しかし、誤解をしてほしくないのがこのタイプには、2つの依存パターンがあることです。一つは、「完全に依存するタイプ」で、親やパートナーに頼って生活をしています。そのため、自分の生活能力も低く、何をするにも誰かに頼らないとできません。分かりやすい受動的な依存です。

もう一つは「間接的に依存するタイプ」です。日常生活をおくる能力は低くありません。しかし、なんらかの形で誰かに依存した生き方をしています。例えば、DVをするパートナーに献身的に尽くす人や、アルコール依存症の方にのパートナー、新興宗教にはまっている人や、非行グループから抜けられない人などです。尽くすことで依存をしています。

主体的には生きられないので、相手に尽くすことで自分の人生を相手にゆだねています。もし、依存する相手を間違えたと分かっても、自分からは離れることができません。非行グループから抜けられない人は、非行がしたくてグループに属しているわけではなく、非行という行動で人とつながりたい人が当てはまります。このタイプは、反社会性パーソナリティ障害や自己愛性パーソナリティ障害の方に都合よく利用されがちです。

このタイプも、過保護で支配的な親に育てられたケースが多く、誰かに頼らないと生きられなくなっています。自分で決める練習をして、だれかに振り回されないように生きる心構えをつけることが必要です。

他人にしがみつく点では境界性パーソナリティ障害とも似ていますが、このタイプは特定の人にしがみつくというよりは、依存先があれば良いので、仮に特定の人が自分から離れていったら固執せず、他にしがみつける人を探すことができます。また、人間関係は境界性パーソナリティ障害より不安定にならず、自己破壊行動も少ないのが特徴です。

強迫性パーソナリティ障害

 律儀で責任感が強く、義務感の強すぎる人です。パーソナリティ障害の中で、もっとも神経症に近いタイプと言えるでしょう。

間違いを許せないので、自分にとても厳しいです。完璧主義で、計画通りに行動することを望んでいるため、~するべきと言う概念で頭がいっぱいです。常にそんなことを考えているのでリラックスできず、うつ病や心身症になりやすいです。  本人は一生懸命ですが融通がきかず、周囲の方が疲弊してしまうケースもあります。

また、変わらないことが安心するため、少しの変化もストレスに感じやすく、引っ越しでうつ病を発症することもあるくらいです。

もしこのタイプの方が周囲にいて、関わり方に困っていたら、本人に任せる範囲を決めると良いと思います。どこまでも完璧にしたいので、本人に任せると途方もないことになります。あなたに任せたいのはここだけです、と範囲を決めることによって、本人が際限なく考えるのを防ぐことができます。

練習問題

問1:回避性パーソナリティ障害の診断基準に当てはまるものを2つ選べ。

  1. 責任を負うために他者を必要とする。
  2. 批判や拒絶に対する恐れのために、職業、学校活動を避けている。
  3. 他人と性体験を持つことに対する興味がほとんどなく、あったとしても少ししかない。
  4. 喜びを感じられるような活動がほとんどなく、もしあったとしても少ししかない。
  5. 不適切という感覚や低い自尊心があるため、新しい対人関係では控え目である。

問2:依存性パーソナリティ障害の診断基準のうち、誤っているものを1つ選べ。

  • 他人からの保護を得るために、不愉快なことまでも行う。
  • 自らを保護することができないという肥大化した恐怖のために、精神不安や無力感を覚える。
  • 他人との密接な関係が終わると過剰に不安になり、その対象にしがみつこうとする過剰な努力をする。
  • 自ら物事を開始することができない。
  • 保護してもらえなくなるという非現実的な恐怖にとらわれている。

答え

問1:②、⑤

問2:③

以上、パーソナリティ障害C群についてでした。パーソナリティ障害の概要、A群、C群についてはそれぞれこちらにまとめているので、良かったらご覧ください。

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