公認心理師試験対策!パーソナリティー障害について(概要・過去問編)

こんにちは。今日はパーソナリティー障害について書きたいと思います。

パーソナリティ障害は、第一回試験以外、2018年追加試験、第2回試験と出題されていますね。しかも、どちらもパーソナリティ障害の定義を覚えれば解ける問題でした。そこで今回は、パーソナリティ障害それぞれの定義を覚えるために、掘り下げてまとめたいと思います。

DSM-5によるパーソナリティ障害

 「その人が属する文化から期待されるものから著しく偏り、広範でかつ柔軟性がなく、青年期または青年期早期に始まり、長期にわたり変わること無く、苦痛または障害を引き起こす内的体験および行動の持続的様式である。」

偏った認知の仕方や行動が青年期から現れていること、それによって苦痛や障害が引き起こされている時に、パーソナリティ障害と診断される可能性があります。自己認識、他社への認識、感情、衝動性の制御、対人関係に現れやすいと言われています。

パーソナリティ障害の分類

 DSM-5では、10種類のパーソナリティ障害を挙げており、A〜Cの3群に分けています。

  • A群:妄想性(猜疑性)、スキゾイド、統合失調型
  • B群:境界性、自己愛性、演技性、反社会性
  • C群:回避性、依存性、強迫性

それぞれ、すぐに覚えるのは大変かもしれませんが、一つずつ概要を知れば今以上に覚えやすくなります。まずは、この群どのように分けられているか見ていきましょう。

まずは、パーソナリティ障害の代名詞とも言える「境界性パーソナリティ障害」ですが、どうして「境界性」と言うかご存知でしょうか?これは、「精神病」と「神経症」の境界性を指しているそうです。

1900年代、精神疾患は今のように分類が進んでおらず、「精神病」か「神経症」かの2択だったそうです。しかし、どうしてもどちらにも分類できない症状をもつ患者さんがおり、精神病と神経症の境界例があると言う認識になったそうです。そしてそれが現在の境界性パーソナリティ障害の元になっています。

また、パーソナリティ障害もさらに10種類に分類されています。それぞれ、精神病と神経症のグラデーションの中にあることは同じですが、どちらの性質が強いかによって、以下のように分類されています。

もう一度、A、B、C群の分類を見てみましょう。A群(妄想性、スキゾイド、統合失調型)はより精神病に近い位置に分類されています。逆に、神経症に近い位置に分類されているのはC群(回避性、依存性、強迫性)です。そして、中間に位置しているのがB群(境界性、自己愛性、演技性、反社会性)です。

こう考えると、それぞれの群がどんな集団なのかイメージしやすくなるかと思います。

今後、それぞれのパーソナリティ障害について詳しく書いていこうと思いますが、その前に、どんな出題のされ方だったかご紹介したいと思います。

過去問:第2回試験 問11

秩序や完璧さにとらわれて、柔軟性を欠き、効率性が犠牲にされるという症状を特徴とするパーソナリティ障害として、最も適切なものを1つ選べ。

  1. 境界性パーソナリティ障害
  2. 強迫性パーソナリティ障害
  3. 猜疑性パーソナリティ障害
  4. スキゾイドパーソナリティ障害
  5. 統合失調型パーソナリティ障害

過去問:第2回試験 問28

DSM‐5の反社会性パーソナリティ障害の診断基準として、正しいものを一つ選べ。

  • 10歳以前に発症した素行症の証拠がある。
  • 他人の権利を無視し侵害する広範な様式で、14歳以降に起こっている。
  • 反社会的行為が起こるのは、統合失調症や双極性障害の経過中ではない。
  • 他人の権利を無視し侵害する広範な様式には、「自殺のそぶり、脅し」が含まれる。
  • 他人の権利を無視し侵害する広範な様式には、「衝動性、または将来の計画を立てられないこと」が含まれる。

解答

問11:②

問28:⑤(ただし採点除外問題になっています。恐らく、③が分かりにくいからだと思われます。)

どちらも、診断基準についての理解を問われていると思います。パーソナリティ障害のそれぞれの基準について、覚えることが得点につながると思いますので、一つずつ覚えていきましょう。

また詳細については記事にしますので、どうぞよろしくお願いします。

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