公認心理師 過去問に出た順!心理検査について
こんにちは。
今日は公認心理師試験に過去に出題された心理検査について書きたいと思います。
出た順!とは、過去3回分の試験で、出題された心理検査(選択肢に出たものを含む)を数えて、独自に調べたものです。
検査がたくさんあり、覚えるのが大変ですが、優先順位をつけて覚えてみようと思います。
過去問に出た順!
★★★★★ :田中ビネー知能検査Ⅴ
★★★★ : BGT(ベンダー・ゲシュタルト・テスト)
WISC−Ⅳ
WAIS−Ⅳ
日本版K−ABCⅡ
★★★ : MMPI
HDS−R(長谷川式認知症スケール)
WPPSI−Ⅲ
★★ : NEO−PI−R
TEG Ⅱ(新版TEGⅡ 東大式エゴグラムVer.Ⅱ)
STAI
Y−BOCS
バウムテスト
MMSE
CAARS
新版K式発達検査2001
ダントツで田中ビネー知能検査が最頻出ですね。試験3回中、5問の出題があったので、次回の試験でも何らかの形で出題されるかも?発達検査の出題傾向として、被検者の年齢に合うテストを選ばせたりするものもあるので、発達検査は適応年齢も覚える必要があります。
例えば、12月16日の北海道試験では、以下のように出題されています。
Q:4歳の男児A,単語が話せない、他児への興味を示さない及び視線があいにくいという症状のため受診。Aの行動観察に加え、Aに実施する心理検査として、最も適切なものを一つ選べ。(一部省略しました)
①HDS−R
②WISC−Ⅳ
③田中ビネー知能検査
④DN−CAS認知評価システム
⑤ベンダー・ゲシュタルト検査
答えは③田中ビネー知能検査です。
症状から、知能検査や発達検査が必要かと推測できるので、①は認知症の検査、⑤は神経学的な問題や脳損傷などの評価に利用されることから、この2つは該当しないかなと考えます。
また、残りの3つの検査の適応年齢ですが、②は5歳から、③は2歳から、④は5歳からなので③が正解になります。
上記した<田中ビネー、WISC−Ⅳ、WAIS−Ⅳ、K−ABC、WPPSI−Ⅲ、CAARS、K式>は全て発達検査・知能検査です。発達・知能検査は出題が多かったので、優先的に対策をしたいところです。
田中ビネー知能検査Vとは?
ビネー式知能検査を田中寛一が日本版に改定した。適応年齢は2歳以上。
①〜13歳②14歳以上に分かれており、①では精神年齢(MA)と知能指数(IQ)を算出するが、②では精神年齢を原則として算出せず、結晶性領域・流動性領域・記憶領域・論理推理領域の4領域ごとの偏差知能指数(DIQ)と総合偏差知能指数を算出する。